いつも変わらぬお取引をさせて頂いている会社の奥様から、2件のご注文を頂きました。2件とも、取引先の会社の社長さんが交代するので社長就任の御祝いだそうです。
1件目の届け先は熊本県で、「長くたのしめて上品な物を」と言われ、あとはお任せして頂きました。2月も終わりに近付き、花屋ではシンピジュウムの鉢も旬が終わろうとしています。そのため上等な商品が少なくなってきました。そこでこの季節おすすめするのがミニ胡蝶蘭です。中でも『満天紅』と言う品種の赤ムラサキのミニ胡蝶蘭は花が咲いてからが長く、比較的管理が簡単です。今の季節に自信を持っておすすめできる一品です.
当店では、1月と2月の寒が一番厳しい季節は胡蝶蘭の在庫は抱えません。気温15℃~25℃、湿度70~80%の胡蝶蘭の温度管理が、設備の無い店舗では難しいからです。そこで生産者の協力を頂いて、冬場は市場を通さずにハウスから直接取引させていただき、いつでも新鮮で良い物をお届けできる納品体制を取っています。
2件目の届け先は大分県内でした。毎週木曜日が鉢物市場です。丁度昨日、この時期にしては上等なシンピジュウムの5本立ちが入荷していましたので、それを届けるようにしました。これなら社長室に届けてもおかしくないと思います。
生花店で扱う切花や鉢物は、気候などによって常に価格が変動しています。特に今年のように何十年ぶりかの大雪が降ったり、寒波が続くようなときは入荷量が少なく、商品を揃えるのが難しいです。それに鉢物市場は週に一度しかないので、早めの御予約をお願いします。
度々当店を利用して下さっているお客様から、オリジナルのメルヘン3Dの注文を頂きました。
お客様が勤めているこども園の園舎を建て替えるそうで、その記念に園舎の写真を背景に使ったメルヘン3Dを頼まれました。お客様は初め新しい園舎の写真にするか悩まれましたが、新しい建物はこれから毎日のように目にします。たくさんの園児たちが育った建物をメルヘン3Dとして新しい園舎に飾れば、いつでも当時をなつかしく思い出すことが出来ます。それで壊す方の園舎の写真で作る事になりました。
数年前にも別の保育園の建て替えの際に、取り壊す園舎の写真を使ってメルヘン3Dを作り贈った方がいます。その時は先生方や園児、保護者の方から大変喜ばれたと聞きました。今回、その時の写真をお客様にお見せして製作することが決まりました。
先日お客様にプリントアウトした写真を持ってきてもらいました。携帯で写真を撮って写真屋さんに行けば、好きな大きさに印刷してもらえるので簡単です。メルヘン3DにはA4~A3のサイズでお願いしています。納品までに一か月頂いているので、しっかり構想を練って満足していただけるものを作りたいです。完成したらまたブログで紹介いたします。
メルヘン3Dの良い所は、ストーリー性があるところです。思い出の写真を、動物たちの人形とブリザーブドの花やグリーンで彩ります。大人たちが懐かしむためのものだけではなく、これを目にする園児たちの豊かな想像力で、それぞれの物語を作ってほしいなあと思います。
長年お花の注文を頂いている会社の奥様から電話がありました。取引きしている会社の社名が変わったのでお花を贈りたいとのことでした。さりげない感じが良いということで、デンドロビュームの鉢をお贈りすることにしました。
デンドロビュームは華やかでかわいらしい花をたくさん咲かせ、寒さに強く育てやすい洋ランです。とはいえ温室育ちなので、近頃の寒波による朝晩の冷え込みには注意しなければなりません。徐々に寒さに慣らしていくと良いです。このランを育てるうえで一番重要なのは水やりです。鉢の中に残った水が冷えて根が傷んでしまうと花が早く終わってしまうので、開花中の水やりは7~10日に一度、晴天の日の午前中に、夕方までに乾ききる程度のわずかな量を与えるだけで十分です。あと、暖かすぎるのも良くないので、暖房の効いた室内では霧吹きなどをして湿度を与えあげましょう。
…育てやすいといってもけっこう注意点があるじゃないか、と思われるかもしれませんが、これはどの植物でも同じです。当店の96歳のおばあちゃんに、「花は子供と一緒だよ。」と、いつも言われます。生き物なので、毎日しっかり様子を見てあげることが大切です。毎日見ているとどんどんかわいく思えてきます。
こちらの会社からは毎年、お中元、御歳暮の注文も頂きます。御中元には観葉植物、御歳暮にはシクラメンなどを贈るのですが、毎年喜んでいただけるそうです。今回お花の注文とは別に、「去年の御中元に観葉植物を贈ったかたから、『芽が出て来たんだけどどうしたらいい?』と聞かれたんだけど、何とお答えしたら良いでしょう。」と聞かれました。ちゃんと大切に育ててくれていることが分かって嬉しくなりました。
昨年末に豊後大野市の「ふるさと納税」の返礼品に登録したところ、予想より早くお客様が返礼品としてメルヘン3Dを申し込んでいただきました。
「ふるさと納税」とはふるさとへ貢献したい納税者の思いを実現するため、納税者が「ふるさと納税」をしたいと思われる地方公共団体に寄付をされ、その一定限度までを所得税と合わせ個人住民税から軽減する寄付金税制のことです。
納税金額によって各ポイントごとの返礼品を納税者が選んでもらえるようになっております。豊後大野市は主に米・豊後牛・椎茸・その他加工品などたくさんの返礼品があります。食料品の人気が高いので、すぐには注文は来ないだろうとたかをくくっていたので大変驚きました。
返礼品のメルヘン3Dとは豊後大野市の各町の風景を背景写真を入れた作品となっています。今回のメルヘン3Dは、県外に居て豊後大野市にゆかりのある納税者の方に喜んでもらえるに違いないと思い清川町の出合橋に決めさせていただきました。石橋の直径が日本一の轟橋・二位の出合橋が同じ川の上にしかも、すぐそばに並んで架かる、絶景スポットです。出合橋は、平石地区と轟地区間の重要な交通路として何と旧清川村平石・轟地区の方によって大正13年にかけられたものです。対する轟橋は国有林から木材を搬出するトロッコ列車のために昭和9年に完成したものです。
このメルヘン3Dを見ながら県外から豊後大野市をなつかしく思って頂ければうれしいです。時間が取れたら一度現地に足を運んでゆっくりと
散策して見たらいかがでしょうか。「ふるさとはいいですよ。」本日はありがとうございました。
「ランの花を見せて下さい。」と中年のご夫婦が来店されました。そこで先ず「胡蝶蘭ですか?・・・なんのラン鉢でしょうか?」と聞くと「何の蘭でも良いけれど、長く花が楽しめるからラン鉢に決めてきました。」と言われ、「今の寒い季節シンピジュウム、デンドロビュームのラン鉢が主流です。胡蝶蘭は15℃~25℃、湿度70パーセント~80パーセントの環境で生育している植物なのでもらった相手の方が長く楽しもうと思えば、日本の梅雨時の気候に環境を整えなければなりません。特に冬の寒いなか一日中部屋の温度を15℃~25℃に保つのは大変な事です。」と伝え「今お勧めのラン鉢はシンピジュウムです。このラン鉢は部屋の中の温度が低くても管理が比較的簡単です。そして来年も花を咲かせることが出来ますよ」と説明するとシンピジュウムに決めていただきました。
贈り先を聞くと熊本県と言われたので、「宅配でこの商品が贈られますが、お任せなら花キュ-ピットで贈られますよ」と伝えると「この見た物を贈りたい。」と希望されたのですぐに宅配の準備に入りました。配達伝票に記入して頂いている間にこの贈り物の用途はなんですかと聞くと夫婦でなんだろうな、何にしたら贈った相手の人が気をつかわなくて受け取って頂けるかとても悩んだ末に「じゃ年賀か粗品」と悩み結局年賀で贈られることになりました。
お客様に「綺麗にラッピングをして梱包致します。」と伝えると会計を済ませていただきました。帰りぎわに、「花キューピットのカレンダーが後残り2枚あるけれどいれば持って帰って下さい。」と言うと喜んで「頂きます。」とうれしそうでした。
熊本県は寒いので二重に梱包してラン鉢を寒さから守るようにしました。
あるクリニックの院長先生が、「待合室で患者さんをいやせるものは何かないかな~。」と思っていたそうです。ちょうどその頃たまたま事務の女性がメルヘン3Dを知り、ひとつ買って頂いておりました。そして院長先生にメルヘン3Dをすすめてくれたそうです。後日院長先生から実物が見たいと連絡があり、10個ほどお持ちしました。するとすぐに気に入って頂いて、いくつかを購入してくれました。
また後日、受付の方がロビーに飾ってあるメルヘン3Dを見た患者さんから「これがほしいので紹介してくれませんか。」と言われたそうです。早速、「メルヘン3Dがほしいという患者さんがいますがどうしたら良いですか?」と電話があり、その患者さんと直接お話をさせていただきました。近いうちに御祝があるそうで、その時にメルヘン3Dを贈りたいとのことでした。日時を指定されてクリニックの受付まで配達をいたしました。受付の方が院長先生にお願いしてくれて、名刺とメルヘン3Dのパンフレットを受付に置けるようになりました。欲しい方には直接電話をしてもらえます。
院長先生はじめ、看護士やスタッフの皆さんから、「メルヘン3D、飾っていて評判が良いですよ。」と嬉しい一言を頂きました。
患者さんの癒しとなっているようで何よりです。
当店のすぐ近くに、素敵なご夫婦がいらっしゃいます。
このご夫婦にはそれぞれ違った趣味があり、奥様は家庭菜園や花の手入れ。ご主人はサツキの盆栽にはまり、約20年の間に何百鉢も集めたそうです。けれどあるきっかけで集めていた鉢を知り合いの方にあげたりしてすべて処分されたそうです。
丁度そのころ、奥様が当社のメルヘン3Dを見て気に入り、ご友人のお見舞いに利用して頂きました。それから何回かメルヘン3Dを見に来てくれて、「主人が育てた盆栽の枯れた古木があるけれどメルヘン3Dに利用出来ないだろうか。」と言われました。古木をいただいて作って見たのですが自然な枝ぶりがとても良く、この木を入れるだけで雰囲気が出せるので大変重宝しています。
昨日久しぶりに奥様が来店し、古木を入れたメルヘン3Dを見るなり驚いていったんは帰り、ご主人と共に再び訪れました。「この古木覚えてる?」と聞かれたご主人は以前育てたサツキにびっくりしていました。今まで育てたサツキがメルヘン3Dとして再びよみがえったことに感動されたようでした。
奥様が「クリスマスプレゼントとして買って。」とお願いし、ご主人に買って頂きました。奥様は、ご主人が長年サツキの盆栽を趣味としてやった証として部屋にメルヘン3Dを飾りたかったみたいです。
ご主人は今度は「錦ゴイ」にはまり、現在たくさんの鯉を飼っています。お二人ともいつも活き活きとされていてるのは、夢中になれる趣味があるからなのでしょうね。これからも頑張って下さい。
お祝い用の生花スタンドを制作、納品しました。12月はクリスマスカラーで作る事も多いですが、今回は詩吟の会の会場に飾る物なのであまり洋風になりすぎないように仕上げました。この詩吟の会は通常秋に行われるのですが、今年は予定していた9月17日に大型台風が接近したので急きょ延期になり、12月10日に行われました。この会にお花を頼まれるようになってもう何年にもなります。本来行われる9月はまだ気温が高く、夏の花と秋の花の入れ替わりの時期なので色花の種類が少ないのですが、今回は12月ということでいろんな種類の花を使うことが出来ました。
納品時、会場にはまだ音響設備の業者さんしかおらず、スタンドをとりあえず置いてきたのが気がかりだったのですが、夜に役員さんから「素敵なお花をありがとう。」と電話をいただいて安心しました。
このスタンドはただ会場を飾るための物では無く、会員の皆さんから会主である先生へ贈る物です。毎年発表会の翌日に会場から先生のご自宅まで移動するように頼まれており、今年も朝一番に先生宅までお届けいたしました。気温も下がって切花が長持ちするようになったので、まだまだ楽しんでいただけると思います。来年はまた通常に開催される事を祈っております。
出産祝いを買いにお客様がいらっしゃいました。
「感染症、アレルギー、ウイルス等の関係で生花の持ち込みを禁止する病院や施設が増えているので、お見舞い用生花の代替品としてメルヘン3Dが人気です。」
とお伝えすると、「これにします。」とすぐに決めて頂きました。
ラッピングをする間にいろいろなお話をしました。「子どもが生まれた」という知らせを聞いて、隣の市から豊後大野市内の産院に向かう途中に、「手ぶらでは悪いから花でも…」と思い、当店に立ち寄ってくれたそうです。「ふらっと立ち寄った花屋にこんなギフトがあるとは思わなかった。」とのこと。「退院してからもご自宅に飾れるので喜ばれますよ。」とお伝えすると、大変喜んで頂けました。
近頃のお見舞い用生花の持ち込み制限により、生花店でブリザーブドフラワーをすすめられるかたが多いのではないでしょうか。ブリザーブドフラワーは、バラなどの生花の色を抜いて新たに専用の液を吸い込ませ色を付けたもので、大体7年~10年位持つようになっています。花首だけの物が多いので、お見舞いにはふさわしくないと敬遠するお客様もいます。
当店のメルヘン3Dは、ブリザーブドグリーンにストーリーを組み合わせた物です。可愛らしい動物たちの人形を自然の背景写真と組み合わせ、立体的に仕上げています。産後や子育て中のお母さんを癒し、子どもが少し大きくなったら、可愛い動物たちがお気に入りになると思います。
生後12ヶ月までの仔牛を仕入れて2年ぐらい肥育して、肉牛としてセリに出荷する酪農家が、お友達の酪農家が今度受賞したのでその御祝に手頃なメルヘン3Dを贈ろうと来店していただきました。このお客様はメルヘン3Dが発売された時から利用して頂いてるお得意様です。今では贈る相手に合わせて、メルヘン3Dの内容が違うものを迷わずぱっと決められます。今回は贈る相手の方が○○に住んでいる方なのでその土地の風景写真が背景に使用された物に決められ、なおかつ相手の方が牛を飼っている人なので、仔牛の人形を入れたメルヘン3Dを選んで頂きました。「あ、これがいい」と、可愛い仔牛が今回の受賞の御祝にぴったりだと納得していただきました。
「繁殖農家の人口は年々減ってきています。その中でも地方の身近な人が受賞したことは私たちの励みになるんですよ。」とお友達の受賞が自分の事のように嬉しそうでした。
「最初は鉢植えの花でも贈ろうとおもっていたけれど、牛飼い農家の人は朝早くから晩遅くまで働かなければなりません。とても水やりなどの管理が出来ないのが普通です。だから私は水やりなどの管理がいらなくて長く飾れて、しかも癒されるメルヘン3Dを贈るんです。」と贈る相手の事を考えて選ばれたようです。
最近このお客様のように、ギフトを贈る相手の好みはもちろんの事、住宅事情、季節、生活環境、価格、用途等さまざまな角度から分析して贈られる方が増えています。特に花鉢などは贈る相手の人がこまめに水やりなどの世話が出来るか判断して決めているそうです。
「贈る相手のことを考える」。一番大事な事ではないでしょうか。肝に銘じます。