裏のお宅のお庭にはいろいろな花や木が植えられていて、季節を教えてくれます。
今はコスモスや千日紅、ムラサキシキブなどが咲いています。
ふと足元に目をやると、見たことの無い花が。白、ピンク、茶、紫、青…複雑な色合いがなんとも素敵です。
『ホトトギス』という名前の山野草だと教えてもらいました。
鳥の名前として広く知られているかと思いますが、この鳥の胸元の模様に似ていることからホトトギスという名前が付けられているそうです。「鳴かぬなら…」の俳句でおなじみのホトトギスですが実際に見たことはないし、そもそもどんな鳥かも知らないので画像を検索してみました。花にしても鳥にしても自分がいかに物を知らないか… 今は簡単になんでも検索できるのでありがたいです。
たしかに胸元の縞模様が花の斑点と似ています。
小さくて目立たない花ですが、近くで見ると引き込まれる魅力があります。葉の鮮やかな緑とのコントラストも素敵です。
ぜひ子供にも教えてあげようと思いました♪
9月も終わりに近づき、ここ数日急に肌寒くなりました。秋本番を迎えています。
秋の花といえばコスモスを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。漢字で秋桜と書くコスモスは夏から秋にかけて花を咲かせます。
子どもの頃コスモスと言えばピンク色だと思っていて、オレンジ色のコスモスを見かけた時に、「こんな色のコスモスもあるんだな~」と、感動したのを憶えています。その頃はたまに見かけるくらいだったのが、今ではピンクと同じくらい目にするようになりました。
このオレンジ色のコスモスは『キバナコスモス』と言います。ピンクのコスモスの色違いというわけではなく、同属別種だそうです。暑さに強いのでピンクのものよりも早い時期に花を咲かせるそうです。また繁殖力旺盛で、こぼれ種でどんどん増えるそうです。よく見かけるようになったのはこの繁殖力の強さが理由だったんですね!一緒に植えるとピンクが負けてしまうのかも…。
裏のお宅のキバナコスモスも年々ボリュームが増しているような気がします。オレンジはぱっと目につきますしね。可憐なピンクのコスモスとは違った魅力があります。
ガーデニングや切花で人気のチョコレートコスモスと、このキバナコスモスをかけあわせた、『ストロベリーチョコレート』というコスモスがあるそうです。こうやって日々新しい花が生まれているんですね。おいしそうで可愛らしい名前♪実物を見てみたいです。
ベゴニア『ラブミー』が入荷しました。
小輪の色鮮やかな花をたくさん咲かせています。
季節の変わり目で鉢物が少なめの店内をパッと明るくしてくれました。可憐な花がとても可愛らしいです。
ラブミ―は、ベゴニアを品種改良したクリスマスベゴニアの一種です。
クリスマスベゴニアは冬咲きベゴニアとも言い、秋から冬にかけて花を咲かせる短日植物です。短日植物とは日の光が減ったことを葉っぱが感じ花を咲かせる植物の事で、カランコエやポインセチア、コスモスなどもこの種類です。
この短日植物は普通に育てているだけでは花を咲かせないことがあります。そんな時は短日処理をしなければなりません。
短日処理とは、植物にダンボールを被せたり押入れに入れたりして日を遮り、一日の日照時間を10~12時間程度になるように調節することです。
ただ、このラブミーは暑さ寒さに弱いので、越冬、夏越しは難しいです。季節モノと割り切って楽しんだ方が気が楽なようです。来年も咲かせてみたいという方は、是非短日処理をしてみて下さい。
長年お付き合いをさせていただいている会社の奥様から、カサブランカの花束をご注文頂きました。
ご友人にお家の改装祝いとして贈りたいとのことです。とにかくカサブランカが大好きなご友人だそうで、これまでにも数回カサブランカを贈られたことがあります。
ご注文頂いてからすぐに仲卸に発注しましたが、「台風や地震の影響で品物が入るか分からない」と言われてしまいました。少し気を揉みましたが無事に入荷。茎が太くてしっかりとしていて、想像以上に良いものでした。仕入れたばかりでまだまだ硬いつぼみの状態です。
まず奥様の所にお持ちして見ていただいたら大変気に入って頂けて、会社に飾る分もお買い上げ頂きました。
純白で大輪のカサブランカは「ユリの女王」と称されるのも納得の気品にあふれています。強くて甘い香りも魅力の一つですね。大きな花瓶にゆったりと活けて贅沢な時間をお過ごしください。
オレンジの花粉が純白の花弁を汚してしまうので、五分咲きぐらいの時に雄しべごと取ってしまうのがおすすめです。
お花やグリーンにはリラックス効果があります。皆さんもご自宅やオフィスにお花をかざりませんか?
きびしい夏も暦の上では秋になりました。
仕事の合間に近くのサルスベリの木にに ふと目が留まりました。
夏の暑い日差しの中、至る所で咲き続けた花サルスベリ。パソコンで検索すると「百日紅」と出ます。これは、夏の間100日もの間咲き続ける事からこの字があてられるようになったと言われています。
赤・白・ピンク・紫等いろんな色があるそうです。サルスベリの名前のとおり、「すべるから縁起が悪い」とも言われるけれど、とてもかわいい花を咲かせています。
今年は今までにない猛暑ですが、立秋(8/7)を過ぎてから少し涼しい風を感じるような気がします。台風のためかもしれないですね。
お盆前の御供え花の配達も終盤です。夏の蘭、グラマトフィラムも人気ですが、やはり胡蝶蘭も好まれます。今日も一件胡蝶蘭をお届けいたしました。お届け先様にも説明する胡蝶蘭の管理の仕方をまとめてみました。
胡蝶蘭は高温多湿を好みます。高温といっても、今年のように連日35℃を超えてしまうとさすがに厳しいです。20℃前後が好ましいです。となるとエアコンを使っていただきたいのですが、エアコンの風が直接当たると乾燥し過ぎてしまうので気をつけて下さい。よく、「お水は何日に一回あげれば良いですか?」と聞かれますが、株元の水苔を触ってみるのが一番です。水苔が乾燥しきってから、一株ごとにコップ一杯(150㏄程度)の水をあげて下さい。この時、暑いからと冷たい水をあげてしまうと株が驚いて傷んでしまう事もあるので、常温が良いです。そして水やりは朝が良いです。午後だと日の当たる時間が減ることで鉢の中の水が乾かず、根腐れの原因となる事があるからです。また、ラッピングは中が蒸れてしまうのでなるべく早く外すことをおすすめします。
水苔がしっかりと乾いてから水をあげることが一番のポイントかなあと思います。
「気をつけることがたくさんあって大変。」と思われるかもしれませんが、あまり神経質にならずに楽しみながら育ててみてください♪
初盆のお宅へのお届けが少しずつ始まりました。生花のアレンジメントは日持ちしないのでお盆の直前のお届けとなりますが、造花や鉢物、ホーズキなどはお届け先に確認して八月初めにお届けするところもあります。
今日は胡蝶蘭をお届けしましたが、「どうやって管理すればいいの?初盆会までもつかしら…。」とお家の方に言われてしまいました。ここ数日は台風の影響で湿度もあり気温もそこまで高くないので良いですが、先週のようにまた猛暑日が続くようになると…。花屋のように一日中クーラーを入れっぱなしというわけにもいきませんから、一般のご家庭で管理するのはなかなか難しいとは思います。
そこで、夏場は胡蝶蘭よりもグラマトフィラムという蘭をお勧めします。開花期が6~9月で耐暑性が強く、黄緑色がとても清涼感があって夏のギフトに最適です。
花茎が長いのでボリュームがありますがそんなに重くないので、水やりのために移動させるのも簡単です。昨年初盆でグラマトフィラムをもらって良かったから、これを贈りたいというお客様が多いようです。夏場の贈りものとしてだんだんと定着しています。ご予約はお早めにお願いします。
豊後大野市の県道沿いに、毎年見事なサンパチェンスを咲かせるお宅があります。夏の花の少ない時期に、オレンジやピンクの色鮮やかな花が目をひきます。前を通る時にいつも「いいな~。」と思っていたのですが、今年ついに店先に植えてみました。
『サン(太陽)+ペイシェンス(忍耐)』でサンパチェンスという名前がついているらしく、名前の通り夏の強い日差しに耐えるように改良されているそうです。
この花は綺麗なだけではありません。周辺の温度や湿度に反応しながら適切な蒸散を続け自分の体温を下げ、その葉の陰で冷やされた空気が風などで拡散し周辺の温度を下げるので、打ち水効果があると言われています。他にも大気汚染物質や水質の浄化能力もあるので、環境浄化植物とされています。植物は二酸化炭素を吸収し酸素を放出すると言いますが、この花はその力が特に強いようです。植物に触れると癒されるのは科学的な根拠もあるんだな~と改めて感じました。
水と肥料を切らさないようにすればどんどん大きくなるらしいです。ゴーヤのグリーンカーテンと合わせて今年の夏を涼しく乗りきろうと思います!
母の日のギフトに、毎年咲くものを希望するお客様が増えてきました。バラやあじさい、カラーなどが人気です。当店では毎年一押しの花を決めます。昨年はバラでしたが、今年はあじさい推しに決めました。
あじさいは長く楽しめ、花が終れば地におろす事が出来ます。最近は品種改良も進み、たくさんの種類が出て来ています。花びらの形や色の違うものなど、種類がたくさんあって選ぶのに迷ってしまいます。すみだの花火やダンスパーテイーのハッピー、シャロン、エレガンスなど、色んな種類を入れて見ました。お客様の反応も良く、母の日本番に期待が出来そうです。
今日は少し肌寒いですが先週は30度近くまで気温が上がり、四月とは思えない暑い週末でした。
カラーセラピーというのがあるくらいで、色の持つ力はすごいです。気温の高い日に青い花を扱うと涼しげで癒されます。
切り花の青い花と言えば「デルフィニューム」。学名のDelphiniumはギリシア語でイルカを意味するDelphisからで、つぼみのかたちがイルカに似ているからだそうです。当店でよく仕入れるのは、エラータム系のオーロラシリーズと、スプレー咲きのベラドンナ系です。エラータム系は長い花穂にびっしりと花がつきボリュームがあるのでスタンドに、ベラドンナはスタンドにもアレンジにも使えます。青い切り花は種類が多くないので入れると全体のアクセントになります。個人的には薄い水色のベラドンナが好きです。
通年出回りますが、暑さに弱く日持ちしにくいので、夏場は鮮度保持剤の使用をお勧めします。園芸種としても、元来多年草ですが高温多湿な日本の夏に耐えられないので一年草として扱われている事もあるそうです。そういえば、私は九州で地植えのデルフィは見たこと無いです。夏の暑い時に青い花が咲いていたら涼しげで良いのに残念ですね。切り花でお楽しみください。