「今から友達の家に遊びに行くんだけど、その友達の娘さんが小さい時に亡くなっているので仏前にお供えしたい。」とお花を選びにお客様がいらっしゃいました。アレンジメント、花束、何にしようかと悩んでいたので、「最近お供えで良く出ている商品がございます。」とメルヘン3Dを説明させて頂きました。すると、「これ、私も頂いて持っています。」と言われました。「今も部屋に飾ってあるけど傷まないしね。」と言いながら商品を品定めしていきました。「じゃあこれにしよう。」とお決めになったのは、花畑の中に一人の少女が佇んでいるかわいらしい商品でした。「これに季節の花一輪添えたら生花とメルヘン3Dの両方が楽しめますよ。」と伝えるとさらに喜んで頂きました。花はピンクのガーベラの可愛らしい品種の物で、お客様がお選びになったメルヘン3Dと良く似合っていました。ガーベラの花は多くの方がいろんな色のガーベラを一輪づつ持ってリレー方式で歌う東北の復興支援ソング、『花は咲く』でも有名ですね。可愛らしくて誰からも愛される花です。
「友達も可愛いと喜んで元気を出してくれると思います。」とうれしいお言葉をいただきました。このメルヘン3Dの大きさがちょうど仏壇の御供えにぴったりな事も、選んで頂いた理由かもしれません。
「胡蝶蘭の花鉢はありますか。」というお問い合わせの電話がかかってきました。詳しくお聞きしたら親戚の方が亡くなられて葬儀に御供えしたいとの事でした。
昨日は関東を中心に20㎝の大雪が降り、交通もマヒして電車から降りて徒歩で帰宅する人々の様子をテレビで見ました。九州も最低気温が氷点下の日が続き、いよいよ冬本番。つめたい季節となりました。そんな中での胡蝶蘭の注文です。
お客様に、「胡蝶蘭はあります。ただ、全国的に雪が降るような寒さが続いています。胡蝶蘭は気温が15℃～25℃、湿度70～80パーセントで生育されています。ハウスから出してきたものを寒さにさらすとどうゆう風になるか分かると思います。胡蝶蘭は日本の梅雨時の気候がベストです。今気候は真逆なのでちょっときびしいと思いますよ。どうしても胡蝶蘭がいるならば胡蝶蘭にとってベストな環境に出来る限り近づけて下さい。」と伝えました。
最初にはっきりとお伝えしないと、いくらハウスから出して来たばかりの新鮮な胡蝶蘭でも寒さで一晩の内にダメになってしまうからです。以前、何万円もする高い胡蝶蘭が寒さでやられてお客様との間でトラブルになったことがあります。お客様は高い値段の物は長く持つと思い込み、古い物だったからだめになったんだと決めつけられたことがありました。それ以来胡蝶蘭の生育環境や現状との違いをしっかりと伝え、納得した上で購入して頂くようにしています。少しでも長く花を楽しんでいただきたいです。
今ではお客様の信頼もあり、現物を見ずに電話で注文を頂くようになりました。
もう１２月も終わろうとしています。この時期、御歳暮やお正月用のお花の他に寂しい年越し用のお花も頼まれます。「さみしい年越し」という言い方には地域性があるのかもしれませんが、身内が亡くなって初めて迎える年越しのことです。初盆と同じように御供えのお花を贈るのですが、アレンジメントだけでなくシクラメンやシンピジュームの鉢物もおすすめしています。御祝事にも人気の花ですが、白や黄色、薄いピンクなどの落ち着いた色を選べば仏事でも問題ありません。特に薄いピンク系の方が仏前に置いたらやさしい雰囲気が出ると大変喜ばれています。
家族が一人減り、さみしく年を越して行く家族にとって仏前に届いたお花はとてもうれしいものです。家族の方が花の生命力に元気をもらい
さみしさを乗り越えて”頑張ろう”と前向きになってもらえればうれしいですよね。
今日もさみしい年越し用にシンピジュームの鉢を頼まれました。お届け先は大分市なので宅配便で送ります。耐寒性の無い花だと着くまでに寒さにやられてしまうので宅配では送れませんが、シンピジュームなら寒さに強いので大丈夫です。また花持ちが良く育てやすいので、アレンジメントよりも喜ばれるかと思います。ただ、あまり長期間咲かせ続けていると株が弱ってしまうので、満開になったら切り取って切花として飾られて下さい。他の洋ランよりも育てやすいので、お花の好きな方は株を増やしたり、本当に長い間楽しめるのでおすすめです。
「ごめん下さい。」と初盆の家にお参りに入るなり、いきなり「ねぇ～ねぇ～ちょつとこれをみて～」と声をかけられました。
指をさした先には大きな特注のメルヘン3Ｄがありました。それは２年ぐらい前に奥様からご注文いただいたメルヘン3Ｄでした。
奥様は長年介護施設で働いていましたが、諸事情により退職されたそうです。介護施設では長年勤めて退職される方には、記念品と花束が贈られるように定められているそうです。奥様は「自分が退職する時は記念品と花束の代わりにどうしても欲しい物があります。」とお願いしてメルヘン3Ｄに替えて頂いたそうです。以前からメルヘン3Ｄを見て「私もいつか気に入ったメルヘン3Ｄを部屋に飾りたい。」とず～と思っていたそうです。「メルヘン３Ｄの一番の売りは気になる所の風景を背景写真に入れられるところと、自分の似顔絵フィギアや動物フィギアなど色んなフィギアなどが入れられるところです。」とメルヘン3Ｄの説明したのを憶えていて「背景写真は勤務していた思い出の介護施設を入れ、そこに私の似顔絵フィギアを入れて作って下さい。」と依頼されて制作したものでした。玄関の見える位置に置いてくれて「私の宝物です。いいやろと初盆に来るお客様一人一人に見せています。」とうれしいお言葉を頂きました。今回の初盆にも身内の方から御供の注文に「私はメルヘン3Ｄとほうずきの行灯仕立てのセットがいい」と身内の方に伝えたそうです。配達したメルヘン3Ｄとほうずきの行灯仕立てもみんなが見える場所に置いてあるそうです。
仏前にお参りが終り奥様との雑談の中で「初めて見た時からこのメルヘン3Ｄが好きになり、御祝から仏事まであらゆる用途に使わせて頂いているけれど相手の方から大変喜ばれていますよ」とうれしいお言葉を頂きました。これからも末長くお付き合いをよろしくお願いします。
２０年位前からお盆の御供えに「ほおずきの行灯仕立て」を販売してきました。きっかけは「夏の生花は日持ちが悪いから何か良い御供えはないだろうか」と相談されたのが始まりでした。大分県はほおずきの出荷量が全国一であり、特に宇目のほうずきは有名である。この商品を何とか初盆用の御供物に出来ないか考えられたのが「ほおずきの行灯仕立て」と言う商品です。畑でほおずきが植えられている様子を再現されたような感じに出来ています。
最近では、このほおずきにプラスメルヘン3Ｄをセットで購入される方が増えてきました。中には故人が住んでいた風景や場所を背景に入れて製作を依頼された事があります。又ほおずきとセットにする事でお盆の８月１５日まではたくさんのお供え物が上がっておりますがお盆が過ぎれば提灯などはかたずけられ仏前は少しにぎやかさに欠けます。その時メルヘン3Ｄはいやし商品のためあと飾りとして喜ばれています。
今までも何回かほおずきとメルヘン3Ｄのセットを贈られたお客様が今年も贈りたいと注文をして頂きました。依頼されて初盆家庭に納品に行くと「このメルヘン3Ｄはいやされますね」と良く言われます。大切な方が無くなり”ぽかんと心に穴が空いたようになります。”そんな時ふと心になごむ癒し商品ではないでしょうか。
