「有限会社あいざわ」は今年で創業73年目に入りました。
母から店を継いでから、「どこにもないギフトを作らなければ」と、漠然と考えておりましたが、日々の仕事に追われ、月日だけが過ぎて行きました。
そんなある日、一人のお客様がご来店しました。
お客様のお母さまが病気で入院しており、起き上がることができず寝たきりである。付き添える者がおらず、水替えができないので、生花以外で、枕元に置いて楽しめる商品が出来ないかということを言われました。
本来なら既存の商品をおすすめして、あとは他のお店に行ってみて下さい、という所なのですが…。何しろ毎週末、「出来ましたか」と熱心に来店されるので、根負けして商品を考えていきました。
これが今から20数年前のことです。
②に続く。