お客様からオーダーを受けていたメルヘン3Dが出来上がりました。取り壊しが決まっている子ども園の園舎を背景にしたものです。
お客様にお持ちいただいた写真は三枚。まずその中から構図の良い物を選びました。サイズ的に園舎全体を入れる事が出来ないので、ボックスの大きさに合わせて写真を切らなければなりません。今回は写真が主役なので、この段階が一番重要です。どの部分を残すかでかなり悩みました。あとは手前に人形やブリザーブドの草花をアレンジしていくのですが、写真を隠しすぎないように、けれどさびしくなり過ぎないように気を付けました。そして白く塗った小さな板に、こども園の名前を青い字で書いて看板にしました。字はつまようじに絵の具をつけて書いています。小鳥をのせたこの看板が全体のポイントになったと思います。動物の人形はなるべくカラフルな物を選び、鉄棒をしているかわいい子犬たちを入れてこども園の雰囲気を出し、出来上がりました。しっかり乾かしてから納品となります。注文主様はもちろん、保護者の方や園の関係者、園児たちに喜んで頂けるといいな~と思います。
こういった建物などの人工物を撮る場合、平行であるかなど、自然の風景写真よりも気を付けるポイントが多いです。また普通に見る分には良い写真でも、それがメルヘン3Ⅾを作りやすい写真であるとは限りません。作り手が直接写真を撮りに行けると良いのですが、毎回そういうわけにもいきません。今回改めて、メルヘン3Ⅾを作るうえでの写真の重要性を感じました。