ある会社の社員さんに来店して頂きました。お客様の会社とは今から三十数年前に会社の落成式の会場装飾を頼んでいただいたご縁で、今日まで冠婚葬祭のお花をご注文頂いております。
今回は、退職する女性従業員の方の送別会で渡す花束のご予約をいただきました。女性が喜びそうな花材であとはおまかせです。
すると、「実は退社の日にも別の花材で花束を贈ろうと思っています。」とのこと。それならばと、メルヘン3Dとブーケ風の花束の組み合わせを提案させて頂きました。初めて見るというメルヘン3Dに関心を持って頂いて、即決めていただきました。「花束だけなら枯れて無くなるけれど、メルヘン3Dならいつまでも記念に残ります。見るたびに長年勤めた会社の事を思い出すことができますよ。」とお話しすると、その組み合わせに満足していただきました。
最近、お誕生日、退職祝い、結婚式など、従来の花束を渡すシーンでメルヘン3Dを贈る方が増えてきました。花束は渡す時に場が華やかになるし、一度にたくさんの花束を抱えている光景は素敵ですが、持ち帰った後に一つ一つラッピングを外して花瓶に生けるのは大変な作業です。なので、贈るかたが受け取る相手の事を考えてお花以外の物も贈るようになってきたのだと思います。
ギフトも時代と共に大きく変わります。最近では「贈る相手のフィギュアを入れてメルヘン3Dを作って下さい。」という依頼が年々増えてきています。世界に一つの記念ギフトとしてこれからも広がっていけたらと思います。