『神の手・ニッポン展』を見に大分県立美術館に行って来ました。テレビで宣伝しているのを何度も見かけてなんとか見に行きたいと思っており、最終日にやっと行って来ました。
日本を代表する世界的にも有名な5人のアーティストの作品が一堂に展示されていました。
中でもミニチュアハウスアーティスト、ペーパーアーティスト、ジオラマアーティストの作品に目を引かれました。「遠近法の匠」と言われる島木英文さんのミニチュアハウスは、部屋の形をはじめ調度品や畳も奥に進むほど細くなる台形に作られています。奥へ向かって天井は低く、床は高くなるように設計されており、それに合わせて椅子の脚の長さなども微妙に変えているそうです。立体感、遠近法、構図は目をみはるものがありました。「紙の魔術師」太田隆司さんのペーパー作品、「情景王」の山田卓司さんのジオラマはどれも繊細で、今にも動き出しそうな人形の表情が素晴らしかったです。
今回どうしても見に行きたかった理由の一つが、遠近法や構図を勉強してメルヘン3Dの中に取り入れたいと思ったからです。しかし、何よりもアーティストの方たちのものづくりに対する情熱に心打たれました。私も見る人が思わず覗き込んで楽しくなるような、感動を与えられるようなメルヘン3Dを作っていきたいです。