メルヘン3Dはこうして出来上がります。
先ず自然の景色の写真を撮ります。この段階で出来が40パーセント左右されます。365日部屋に飾れるように、季節感が無く、いつ見ても新鮮で奥行きのある構図を利用します。大事なことはメルヘン3Dの出来上がりを考えて、作りやすさやおもしろさも取り入れてゆきます。
こうして出来た写真を背景に綺麗に貼り、次に両サイドにステンレスの板を張り合わせてゆきます。この時一番たいせつな事は、背景写真とステンレスの結合部分が一体となるようにすることです。少しでもずれていると、一つの作品として見たときにつながらずおかしくなります。ここまでの作業で全体の50パーセントが出来上がります。
いよいよメインの本体を作る作業になります。背景の写真を立体的に見せるために遠近方を利用します。先ずベースの部分に背景写真に合わせて色の濃淡をつけていきます。遠くは薄く、近くは濃い色の苔や花を使います。柱や木々は遠くが細く手前に来るにつれて大きくなるように配置し、遠近感を出します。こうして本体の部分が出来上がると、今度は登場人物のストーリーを考えて行きます。この時に重要なのは配置です。それぞれの動物たちの会話が聞こえて来るように作ります。
最後に、全体の色の調和・自然との調和・見た瞬間に感動するか等を確認します。この時に自分が「いいな」と思った商品から先に売れていきます。作り手の気持ちが伝わると嬉しいですね。